阪急神戸高速線 花隈駅の自動放送が更新
かつて神戸高速鉄道東西線では、第二種鉄道事業者の阪急・阪神とは異なる独自の放送設備が備えられ、2016年には花隈駅を残し、すべて阪神仕様のものへ変わりました。それからも長らく独自の放送を守り続けていた花隈駅ですが、2020年12月、大きな転機を迎えます。
2020年3月、阪急線内の駅名変更に対応し、放送更新が行われた際、メロディ追加以外は従来通りの放送が使用されていましたが、あれからわずか9か月で再度放送が更新されました。しかも、それは阪急の仕様かつ声優さんが担当されているものでした。今回は、更新直後に電撃取材してまいりましたのでここに記します。
案内文の変化
神戸高速線内では、従来より、阪神・阪急どちらの駅なのか、区別するために、駅名の前に社名を冠する駅が存在します。案内文はおおむね旧放送を踏襲しているようですが、こちらの駅名に関しても変更点があるようです。
旧放送時代 →新放送
阪急神戸三宮
阪急六甲 →六甲
阪急西宮北口→西宮北口
阪急大阪梅田
ご覧の通り、神戸三宮・大阪梅田を除き、阪急を冠することのないように変化しています。
接続案内
旧放送時代、神戸・姫路方面では、以下の6種の接続案内があり、列車によって区別されていました。
山陽方面は高速神戸で乗り換え
山陽方面は新開地で乗り換え
高速神戸で直通特急に接続
新開地で直通特急に接続
高速神戸でS特急に接続
新開地でS特急に接続
新放送では、以下のような案内になります。
高速神戸ゆきの場合
山陽電鉄方面は、高速神戸でお乗り換えください。
新開地ゆきの場合
山陽電鉄方面は、高速神戸、または新開地でお乗り換えください。神戸電鉄方面は、新開地でお乗り換えください。
注目すべき点は、接続案内が全て省略されているところ。直通特急に接続する場合、S特急に接続する場合、接続がない場合、いずれの場合でも行先で放送文が決定しています。
逆に追加された接続案内
深夜に運転される、西宮北口ゆきの快速急行は、終点の西宮北口で大阪梅田ゆきの最終に接続するのですが、旧放送時代はなかった接続案内が追加されていました。簡略化されたものもあれば、追加されたものもあるんですね~。
このように、阪急仕様でありながら、幾か所に旧放送時代の名残を残す非常に面白い更新内容となっています。今回はこの中で13の放送を収録してまいりました。
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